上手に活用!経営セーフティ共済 2021.10.21
こんにちは。川口です。
ここ数日でめっきり寒くなりましたね。
この季節は、「気温23度以下は長袖、18度以下は上着着用」が目安だそうです^^
みなさま、お元気にお過ごしでしょうか。
今日は、「経営セーフティ共済」について書いてみたいと思います!
経営セーフティ共済は、国が全額出資している
「独立行政法人 中小企業基盤整備機構」が運営しています。
取引先が倒産した際に、連鎖倒産や経営難に陥ることを防ぐための制度です。
毎月掛け金を支払うことで、不測の事態に陥った際、速やかに資金を借りる事ができます。
借入だけに特化した制度ではなく、その他にも上手に利用すれば、
節税や資金繰りの手段として活用することができます。
そこで、経営セーフティ共済の押さえるべきポイントを3つにまとめました!
【ポイント1 掛金の10倍まで借入れ可能】
共済金の借入れは、無担保・無保証人で受けられます。
共済金貸付額の上限は、「回収困難となった売掛金債権等の額」か
「納付された掛金総額の10倍(最高8,000万円)」の、
いずれか少ないほうの金額となります。
取引先の事業者が倒産し、売掛金などの回収が困難になったときは、
その事業者との取引確認が済み次第、すぐに借入れることができます。
(※共済金の貸付は無利子ですが、貸付額の10%にあたる額が掛金から控除されます。)
【ポイント2 掛金の税制優遇措置が受けられる】
掛金月額は5,000円~20万円まで自由に選べ、増額・減額できます。
確定申告の際には、法人の場合は、掛金を損金に、
個人事業主の場合は、必要経費に全額算入できる税制優遇が受けられます。
(※解約する時に戻ってくる解約手当金は、所得として扱われ課税の対象となります。)
【ポイント3 解約手当金が受けとれる】
解約された場合は、解約手当金を受け取れます。
自己都合の解約であっても、掛金を12か月以上納めていれば掛金総額の8割以上、
40か月以上納めていれば、掛金全額が戻ります。
(※12か月未満は掛け捨てとなりますので注意が必要です。)
気を付けたい部分(※参照)を踏まえ、
不測の事態に備えて加入を検討してみるのも良いかもしれません。
ご興味のある方は、各担当にご相談くださいませ^^