借入金の適正額 2018.4.11
こんにちは
福岡市中央区大名に事務所を構える緒方健税理士事務所です。
今回の情報は「借入金の適正額」です。
「うちの借入金は一般的に見て多いの?」
「借金も財産のうち」とは良くいいますが適正額はどれくらいのものなんでしょうか??
借入金の目安として以下のものがあります。
自社の状況を一度チェックしてみましょう!!
【借入金対月商比】
借入金対月商比とは、月商何ヶ月分の借入金を有しているかを見る指標です。
借入金の規模が適正かどうかを見ます。
借入金対月商比 = 借入金 ÷ 月平均売上高
業種により目安は変わりますが、一般的には以下の基準で判断されます。
借入金対月商比が4カ月未満 ⇒ 健全
借入金対月商比が6カ月以上 ⇒ 要注意
借入金対月商比が12カ月以上 ⇒ 危険
【債務償還年数】
債務償還年数とは、現在の利益水準で借入金を完済するのにあと何年かかるかを見る指標です。
返済能力が適正かどうかを見ます。
債務償還年数 = 借入金 ÷ (当期利益 + 減価償却費)
債務償還年数が5年未満 ⇒ 健全
債務償還年数が7年以上 ⇒ 要注意
債務償還年数が10年以上 ⇒ 危険
【流動比率】
短期間(1年間)に支払われる予定の流動負債が、同じく短期間(1年以内)に現金化される予定の流動資産でどの程度カバーされているかを示す指標です。
当面の返済能力があるかどうかを見ます。
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債
流動比率が150%以上 ⇒ 健全
流動比率が120%未満 ⇒ 要注意
流動比率が100%未満 ⇒ 危険
いかがでしょうか?
会社の決算書を見てぜひチェックしてみましょう!!