商品廃棄をすべし! 在庫の節税② 2018.9.18
今回の情報は「商品廃棄をすべし!」です。
前回の「決算セールをすべし!」は原価割れするような値引販売(在庫処分)のお話でした。
今回は廃棄して商品廃棄損を計上しましょうというお話です。
決算セールと考え方は同じで値引して損切りするのか、廃棄して損切りするかの違いです。
但し、損金(経費)となる金額は廃棄損の方が大きな金額となります。
商品として資産に計上されている金額が全額経費となるからです。
【商品廃棄損】
どういう場合に商品廃棄を検討するのか考えてみましょう。
少しでもお金に変えた方がいいと思いがちですが次のようなケースは商品廃棄を検討しましょう。
「決算セールでも売れ残る」
「あまりに値引販売しすぎると自社のブランドイメージが下がる」
商品廃棄をする上で注意点があります。
税務上は何かしら商品廃棄を行った事実が確認出来る資料を保管しておくと良いでしょう。
一般的には「マニフェスト」という産業廃棄物業者などが発行する廃棄証明書があります。
また、マニフェストが入手出来ない場合でも、廃棄商品リストや廃棄前の写真など後で廃棄したことを説明出来る資料は残しておきましょう。
いかがでしょうか?
決算セールとあわせて商品廃棄もぜひご検討下さい!