人工知能 AI 2018.6.12
こんにちは
福岡市中央区大名に事務所を構える緒方健税理士事務所です。
今回は「人工知能 AI」について思う事。
ここ数年、人工知能に関するニュースや記事を多く目にします。
「人工知能の台頭で将来無くなる仕事50」などなどドキッとするような記事もあります。
税理士の仕事も将来無くなる仕事として良く挙げられています(笑)
実際どうなるのでしょう??
あくまでも個人的な見解ですが書いてみようと思います。
私たちの業務には、記帳代行業務、税務相談、税金計算及び申告業務など会社のお金を中心とした様々な業務があります。
この中で個人的には、記帳代行業務は将来無くなる可能性が高いのではと考えています。
そしてよりコンサルタント的な業務が主たる業務となっていくでしょう。
【記帳代行業務】
記帳代行については、現時点でも、「クラウド会計ソフト」などの自動化会計システムがどんどん開発されています。
将来的には、会社から資料を預り、経理の記帳処理を代行して行う必要が無くなるでしょう。
ただし、クラウド会計の弱点は、知識が無い方が使用すると目も当てられないぐらい記帳内容がぐちゃぐちゃになってしまうこと。
「freeeやマネーフォワードで記帳代行は出来ています!」
実際は、売上が自動取込出来ていないとか預金の残高が合っていなかったりで、結局一から記帳し直すはめになってしまいます。。。
要は「設定」と「メンテナンス」が出来ていないからです。
この記帳代行業務が無くなるというのは正確ではなく、形を変えていく業務と考えています。
設定・メンテナンス業務とでもいいましょうか。
freeeやマネーフォワードが税理士を多く業務提携として抱え込もうとしている動きにも見て取れます。
今後は「クラウド会計ソフト」を使いこなせないと税理士業務の一部は請け負えない可能性が出てくると思います。
【今後の税理士】
上記に記載したように記帳業務や税金計算は人工知能の仕事となるでしょう。
では、今後の税理士に必要となるものは??
それは「企業の個性」をしっかりと理解して、相談に応え、成長の手助けが出来る「コンサルタント力」です。
企業の「決算書」などを見ると、その企業の性格と歴史が何となく分かります。
その性格を無視して、記帳の設定メンテナンス等を行っていては、いよいよ機械の一部となってしまいます。
出来上がる決算書や税金計算は全て同じもの。。。
税金の計算は、解釈や経理処理の選択によって大きく変わってきます。
事前に企業の個性を理解することで、最適な選択に導くことが出来るものと考えています。
機械の機能が上がるとともに、より人と人との繋がりが重要となってくるでしょう。
いかがでしょうか?
簡単にまとめると、人工知能の存在に怯えて仕事していてはおもしろくありません!
こちらから人工知能をしっかり理解し、ツールとしてどんどん活用していく時代です。
経営者の頭の中のビジョンを共に共有し、人工知能を片手にお手伝いしていきたいと考えております!
実際のところ人工知能関連銘柄を中心に株式投資していますし(笑)