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資本金は1000万円未満にすべし! 2016.8.9

今回の情報は「資本金は1000万円未満にすべし!」です。

会社設立や法人成りを予定されている方々からよく「オススメの資本金は?」とご相談を受けます。

会社のスタート資金であり、取引先からの印象にも影響を与えることですので多くの方が悩まれるところです。

 

以前は、有限会社は300万円・株式会社は1000万円を最低の資本金額とする資本金規制がありましたが、

会社法改正でこの規制が無くなり、1円の資本金から設立が可能となりました。

要は自由に資本金額を設定できるようになったのですが、資本金の大きさで税務上の取り扱いが大きく変わってしまうので注意が必要です!

税務では資本金の大きさで会社の規模を区分しており、規模が小さい会社には各種優遇措置があります。

代表的なものとしては以下の優遇措置。

 

①資本金1000万円未満

消費税が原則2年間納税義務が免除(一定の場合を除く)

②資本金1000万円以下

法人県民税・法人市民税には均等割という利益の有無にかかわらず課税される税金があり

資本金1000万円以下であれば最低で約7万円(資本金が大きくなるにつれて金額が増加)

③資本金3000万円以下

中小企業の税額控除など

④資本金1億円以下

法人税の税率 所得800万円までは15%など

 

これらの納税負担を軽減してくれる優遇措置はぜひ受けたいところです。

そこでオススメしているのが資本金300万円~900万円でまずはスタートする!

1000万円未満にすることで、消費税の納税義務の免除、均等割りが最低限となる等のメリットを

しっかりと受けられます。

あとは取引先等からの見た目や資金力といった面から、会社法改正前の有限会社に設定されていた

最低資本金300万円は満たしておきたいところ。

その後は会社の成長スピードに合わせ、増資の実施を検討していくことになります。

 

スタート時の資金や取引規模により一概には言えませんが、「資本金1000万円未満」を検討してみるの

はいかがでしょうか??

 

 

 

 

 

 

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