国税のクレジットカード納付 2016.12.12
こんにちは
福岡市中央区大名に事務所を構える緒方健税理士事務所です。
今回の情報は「国税のクレジットカード納付」です。
すでに福岡市でも一部の地方税についてはクレジットカードによる納付が可能となっていましたが、
平成28年度税制改正により、国税についてもクレジットカードによる納付が可能となりました。
クレジットカードのポイントが貯まることや分割払いやリボ払いが利用できることなど、
新たな国税の納付方法として要注目です!
【概要】
≪対象となる税目≫
申告所得税及び復興特別所得税、法人税、消費税及び地方消費税、贈与税、相続税など
ほぼ全ての税目で利用可能。
≪適用開始日≫
平成29年1月4日以後。
≪納税額≫
クレジットカード会社の取扱上、1,000万円未満に限定。
≪クレジットカード手数料≫
納付税額に応じた決済手数料がかかります。(1万円あたり76円(税別))
≪利用可能なクレジットカード≫
Visa、Mastercard、JCB、AmericanExpress、DinersClub、TS CUBIC CARD。
≪納付手続≫
「国税クレジットカードお支払サイト」にアクセスし納付手続を行います。
※平成29年1月4日以降アクセス可能。
【メリット】
≪いつでも納付できる≫
クレジットカード納付は夜間休日を問わず、24時間いつでも利用可能。
≪資金繰り≫
お支払は、一括払い・分割払い(3回、5回、6回、10回、12回)又はリボ払いの中から選択可能。
ただし、決済手数料に加え、各カード会社の定める手数料が発生する場合があります。
≪クレジットカードのポイント≫
クレジットカードのポイントが貯まります。
【デメリット】
≪決済手数料≫
1万円あたり76円(税別)の決済手数料が納税者の負担となります。
≪領収書≫
領収書は発行されません。
≪納税の猶予等≫
納付手続の完了後、その納付手続により納付済となった国税については、納税の猶予等を
受けることはできません。
いかがでしょうか?
納付手段の多様化を目的として創設されたもので、個人的にはいい改正項目だと思います。
メリット・デメリットありますが、納付手段の選択肢としてぜひご検討下さい!!